- 金村曉投手コーチ就任会見
- 2024年10月21日 更新
21日(月)、来季の投手コーチに金村曉氏の就任が決定し、西宮市内にて会見を行いました。
以下、会見より
―コーチに復帰された今の気持ちをお願いします。
まさか、こんなに早く帰ってこれると思っていなかったのですが、離れた2年も選手がすごく気になって見ていましたし、またそういう選手たちと一緒にやれるというのはすごく幸せに感じています。
―今回は藤川新監督からの依頼かと思いますが。
僕がタイガースのコーチをやらせていただいた1年目に、藤川監督もタイガースに復帰されて、そこから僕がブルペンのこと何も知らない状態から、藤川監督にいろいろ教わりながら、強いブルペン陣をつくりあげたという部分がありますので、その藤川監督に恩返しじゃないですけど、また最強の投手陣をつくって恩返しできたらと思います。
―ということは、藤川監督が現役時代からある程度一緒に投手陣を作ってきた。
そうですね。とにかく、選手がどうやったらいい結果が出るかということを常に考えてやっていまして、そこで百戦錬磨の藤川監督という存在が僕の中で大きくて、それを全部出来るわけではないですが、コーチ、監督に持っていって、改善してもらったりしながら、今のブルペンが出来上がったと僕は思っていますので、藤川監督と考えは一緒ということなので、非常にやりやすいかなと思います
―どういった役割とかどういった部分を期待されていると思われますか。
監督はすごく大変なポジションだと思うので、安藤コーチとタッグを組みながら、なるべく監督に負担をかけないように、もうブルペンのことは任せましたと言ってもらえるくらい、攻撃のことに神経を使ってもらえるくらい、監督はピッチャーノータッチくらいでいってもらえるのが理想です。
―任せてもらって大丈夫ということ。
安藤コーチも岡田監督のもとで帝王学を学んだと思いますし、僕は僕で藤川監督と一緒にやってきた自負があるので。そこを融合させることで、また最強の投手陣ができるかなと思っていますのでまた頑張ります。
―この2年間外からご覧になっていて、現在のタイガースの投手陣をどう感じていましたか。
やはり昨年は強烈というか、すばらしい活躍をしてくれた選手たちを見ていて本当に誇らしかったです。今年も防御率2位ということで頑張ってはいたのですが、今年は少し気になることもありますし、僕の理想としては強い投手陣をつくるために先発8枚、中継ぎ10枚、ここをしっかり一軍の戦力として、戦える戦力をつくるのがまずひとつ最優先課題かなと思っています。今年はビハインドでも勝っていてもいかないといけないピッチャーがいたり、それだと苦しくなってくるので、そこをみんなで回していけるような強力な投手陣をつくっていきたいと思います
―選手のポテンシャルは高いと。
もちろんですね。ただ、やっぱり、やらないといけないこととして、実績組の復活が必要ですし、新戦力の台頭も必要になってくるので、全体的に底上げしないといけないとは感じています。どんどん偏った戦力で戦うのは、やっぱりきつくなってくる。まずベテランというか実績組ですね。そこを復活させるのと、僕が離れた2年間の新戦力の見極めをこの秋キャンプでできたらと思います。
―外から見ていて、まず期待したい選手や話したい選手は。
いやいや、もう全員ですよ。監督も代わりましたし、全員フラットなスタートラインに立ったと思ってもらって。誰と言ってしまうのはちょっと違うと思うので、全員フラットな目線で一から競争してもらったらいいと思います。
―改めてこれから監督をどういう風に支えていきたいと思っていらっしゃいますか。
とにかく監督がすごくクレーバーな方だし、勝負勘も持っていると思うので、そこを攻撃の方で使って頂いて、投手起用は安藤コーチと僕に任せてもらえるくらい、コミュニケーションをとりながらやっていければと思っています。
―意気込み、そして、ファンへのメッセージをお願いします。
3年ぶりに帰ってきました。まさかこんなに早くとは思っていなかったですが、藤川監督のため、選手のため、日本一を取るために精一杯頑張ります。
金村曉コーチプロフィール
| コーチ名 | 金村曉(かねむら さとる) |
|---|---|
| 生年月日 | 1976年4月19日 |
| 年齢 | 48歳 |
| 出身地 | 宮城県 |
| 投打 | 右投右打 |
| 身長／体重 | 187cm／82kg |
| 球歴 | 仙台育英高(1994年度ドラフト1位)〜日本ハム(1995〜2007年)〜 阪神(2008〜2010年)〜BCL信濃〜野球解説者〜阪神(コーチ2016〜2022年)〜 HFL石狩(コーチ)〜阪神(コーチ2025年)、＜甲子園出場:1994年夏＞ |
| 初登板 | 1995.10.4対西武26回戦(西武)＜中継ぎ＞ |
| 初先発 | 1997.8.13対ロッテ18回戦(仙台) |
| 初勝利・初完投勝利 | 1997.9.28.対西武26回戦(西武) |
| 初完封勝利 | 1998.9.12.対西武23回戦(西武ドーム) |
| 初敗北 | 1997.8.19対近鉄20回戦(倉敷)＜先発＞ |
| 初セーブ | 1998.4.19.対ロッテ3回戦(長崎) |
| 初奪三振 | 1995.10.4.対西武26回戦(西武)＜6回 打者:安藤真児 空三振＞ |
| 1000投球回 | 2005.4.16.対楽天4回戦(東京ドーム) |
| 最優秀防御率 | 1998年(2.73) |
| 月間MVP賞(2) | 1999年4月(3勝0敗 防御率0.64)、2000年4月(4勝0敗 防御率3.29) |
| 防御率ベストテン(3) | 1998年(1位)、2002年(6位)、2004年(9位) |
| オールスター出場(2) | 1998年、2004年 |
| 日本シリーズ出場 | 2006年 |
