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2024年度阪神タイガース納会を開催
2024年11月26日 更新

25日(月)、杉山健博オーナー、粟井一夫社長、藤川球児新監督をはじめ、コーチ、選手、職員が一同に集まり「2024年度阪神タイガース納会」を開催いたしました。
また、先日発表された「2024年度(第13回)若林忠志賞」の表彰式も行いました。

 

杉山健博オーナー挨拶

この1年間本当にお疲れ様でした。今シーズンは初めての連覇を目指してスタートしたわけですが、結果はあと一歩届かずリーグ2位ということで終わりました。
その結果につきましては、残念であるという思いもあれば、反省すべき点が多々あったなというところもあろうかと思いますが、今日は岡田顧問もご出席であられますので、せっかくの機会ですので、この岡田前監督の2年間を少し振り返りながらお話したいと思います。
一言で言えば、今のタイガースにとって非常に意義深い2年であったというふうに私は思っております。と申しますのは、タイガースでは約7、8年前から今の編成方針を掲げまして、そして、バランスのとれたチーム作りができるように毎年の編成を進め、それとともに、入団された選手が一軍で活躍できるようにということで、選手一人ひとりの育成にも注力して、それらの積み重ねによって、リーグ優勝ができる戦力は十分にあるというふうに思っておりました。ところが残念ながらリーグ優勝にはなかなか手が届きませんでしたので、ちょうど2年前に岡田前監督に白羽の矢を建てまして、その結果、1年目にリーグ優勝、そして日本一という最高の結果が出たということでございます。
このことは本当にこのうえない喜びであったわけですが、私が何よりも素晴らしいなというふうに感じましたのは、勝てるゲームを確実にものにしていくこと、そしてその勝利を積み重ねていく、これを今のタイガースに植え付けられたというのが一つでございます。
さらに申しますと、この2年の間に我がチームは日本シリーズを始め、本当の意味での天王山とか大一番というのを数多く経験することができたわけですが、それによって選手一人一人が、またチーム全体が、この経験を通じて大きく成長できまして、いわゆる単によく打つとかよく投げるとかよく守るといった、わかりやすい、目に見えやすい力だけでなくて、いわゆる目に見えない無形の力というものがチームに備わったというふうに見ておりまして、そういう点でも非常に素晴らしい2年であったというふうに思っています。ですから、今申しましたこれらのことがチームに根付いたこと、このことが今のタイガースにとって非常に有意義であり、かけがえのない2年であった、このように思っているということでございます。私はリーグ優勝を果たしていくためには、先ほど申しました編成、それから育成、そして岡田前監督が植え付けられた勝つこと、この3つの要素がうまく噛み合うということが必要で、これがなかなか噛み合わないと優勝というのは難しいと思っておりますが、今のタイガースはこの3つがバランスよく全てがうまく整っている状況にあると思います。今この3つの要素というのは本当の意味で基盤になるわけですが、こういった基盤がしっかりとできましたのは、もちろんこれまでのチームの皆さん方のご努力これはありますけれども、チーム以外の業務に当たられましたスタッフの方やフロントの方々の地道なご尽力、このおかげでもありまして、またこれらの賜物でもありまして、この場を借りまして、ここにおられる皆さん方に心より御礼を申し上げたいと存じます。
さて、来シーズンは、藤川新監督のもとで戦うということになりますが、まずこの藤川さんにこの度監督をお願いしましたのは、一つは、今申し上げました3つの基盤をしっかりと活かしながら、そして岡田前監督が残された財産をうまく継承しながら、そして藤川さんであればその上で今のタイガースを必ずや優勝に導いてくださるであろう、こういうふうに考えて、藤川さんにお願いいたしました。リーグ優勝を果たすためには、チーム全体の底上げができるよう、選手一人一人がレベルアップを図ること、そして、チーム全体に厚みを持たせるがために新戦力が台頭すること、また他の5球団をよく研究分析して試合に臨むことなど、本当にいろいろな施策、あるいは取り組みが必要となってきますけれども、どうかフロントとチームとが一丸となって、来年の開幕に向け万全を期していただきたい、このように思います。
私はこのタイガースというチームはこれまでの日本のプロ野球界を牽引してきた生い立ちから見て、またチームの今の戦力から見て、もっともっと優勝の回数を伸ばしていかなければならない球団であると考えております。この約半世紀を見ましても、20年に1回くらいの優勝ということですが、これでは全く物足りなくて、毎年の優勝とは申しませんが、毎年のように、すなわち最低でも2年3年に1回は優勝するというチームにぜひなっていただきたい。切にこのように願っております。こんなことを考えていますので、そのためにもぜひ来シーズンはリーグ優勝を果たしていただきたい。これがスタートになればという思いを持っておりますので、その点をお願いしておきたいと思います。もう少し申しますと、2年に1回、あるいは3年に1回優勝すると申しましたけれども、毎年のように優勝するという優勝癖をチームに植え付けるということが、私は非常に大切だと思っております。ですので、その点を皆さん方もよくご理解いただいて、そういうチームなんだということを思ってこれからも頑張っていただきたい、このように思います。
最後にタイガースファンのことについて、少しだけ言及しておきますと、タイガースファンというのは数の多さから見ても熱量の凄さから見ても、日本のプロ野球界でおそらく随一であり、世界の中で見ても有数のものであると思っております。そのありがたみということは、おそらくここにおられる皆さん方は平素からひしひしと感じておられると思いますが、そういったファンのから愛されているという状態をこれからも続けていこうとするには、今のファンだけではなくて、これからは新しいファンを見いだすということが不可欠であります。そのためにはチームはリーグ優勝を果たして、先ほど申し上げました、毎年のように優勝するという優勝癖、これをつけること、そして営業面では新しいファンを開拓すること、これらが非常に何よりも大切でありますので、来シーズンはこのことをよく意識して、一人一人がそれぞれのミッションに今年以上に奮闘されますことを大いに期待しまして、私の本日のご挨拶をさせていただきます。この1年、本当にご苦労様でした。

藤川球児監督挨拶

まずは今日お集まりの皆さん、特に球団スタッフの方々、たくさんの裏で見えない努力のおかげで、選手たちもグラウンドに立って素晴らしいプレーで戦わせてもらうことができたと思っています。1年間本当にご苦労様でした。
そんな中で、この2年間非常に強いタイガース、岡田彰布元監督のもとで戦ってきたみんなと、その力を借りながら僕は戦えるということで、本当に心強く思っています。
僕自身も1年目ですけれども、岡田彰布元監督に育てていただいた私としては、一発目から勝負していきます。11月は選手探しに奔走しましたけれども、2月は凡事徹底と、やはり私たちはリスクマネジメントしなければいけません。選手たちにはこのオフシーズンの間にしっかりと自分の体を仕上げてきてもらって、2月はチームプレー、それから相手チームの攻略とやっていきます。なので、そこへ主力選手たちがまずいてくれること、それから1名か2名かもわからない、それだけの少ない新しい新戦力になるかもしれない若い選手たち、そこで争ってもらいたいと思います。そこが先ほどオーナーがおっしゃられた来年以降、ずっと強いタイガースが作れるチャンスかなと思っています。選手たち、私たちスタッフは、現場で戦わせてもらううえでいつもフロントスタッフ、それから裏でずっと支えてくれてる皆さんに感謝しています。そんな気持ちを忘れずに来年以降も戦っていきます。皆さん、来年は阪神タイガースを一番上に行かせましょう。よろしくお願いします。

2024年度(第13回)若林忠志賞 表彰式 岩崎優選手

 

岩崎優選手コメント

本日はこのような賞をいただき有難うございます。活動期間としてはまだまだ始めたばかりの部類にはなると思うのですが、1年でも長くこの活動を続けて、また子どもたちの喜ぶ姿も力に変えながら頑張っていきたいと思います。本日は有難うございました。