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福岡ソフトバンクホークス戦

10.28(TUE)29(WED)30(THU)

阪神甲子園球場

ソフトバンクとの頂上決戦は1勝1敗で本拠地に舞台を移す。大敗を喫した26日の第2戦の試合後、藤川監督は「勝つか負けるかだけなので。内容はもう…。甲子園で3つ戦う、と。(現状は)1勝1敗。それだけですね」と、すぐに次戦に目を向けていた。言葉通り、この日も甲子園での全体練習を普段と変わらぬ自然体で見守った。

第3戦の先発は満を持して、村上と2本柱を担う才木に託す。今季は2年連続の2ケタ勝利となる12勝を挙げ、自身初の最優秀防御率のタイトルも獲得。大舞台のマウンドに向け、「普通の調整ができれば問題ない。一流の選手と戦えるのはすごく楽しみ」と静かに闘志を燃やす。クライマックスシリーズの最終ステージでは2戦目(16日、DeNA)のスターターを務めたが、5回3失点と不本意な登板に終わり、悔しさをにじませていた。それだけに、本来の投球を見せたいところだ。

第4戦以降は本格派の髙橋、技巧派の大竹が控えている。とりわけ、大竹は22年まで在籍した古巣との対決に特別な感情を抱く。

「小さい頃からファンクラブに入るぐらいのホークスファンだった。日本シリーズの阪神戦も見ましたし、野球を始めるきっかけをもらったような対戦を、まさか自分がその一員としてやれるというのはすごくうれしい。同じように小さい子とか、そういう人生に影響を与えられるようなプレーを見せられたなと思います」

今年の6月21日のソフトバンク戦(甲子園)では6回途中無失点で白星もつかんだ。持ち前の投球術で快投の再現を目指す。

シリーズの分岐点になりそうな第3戦の相手先発は球界屈指の左腕・モイネロだ。難攻不落の好投手をどう打ち崩すのか。打線のキーマンはやはり、不動の4番・佐藤輝だろう。第1戦では勝ち越し打、第2戦でも先制打を放ち、中軸の役目を果たす。「準備はいつも通りして、しっかり頑張りたい。一試合一試合集中してやるだけ」。主砲のバットが勝利の命運を握っている。

何より、客席を黄色く染める虎党の大きな声援を背に戦う地の利は大きい。選手会長の中野は「ホームで戦えるので。ファンのみなさんの声援を力に変えて、なんとかやり返せるようにやっていきたい」とナインの総意を代弁した。3年連勝を飾れば、本拠地で2年ぶりの日本一。シーズンと変わらぬ戦い方で頂点に立つ。

報知新聞社/小松 真也

スケジュール

10/28 10/29 10/30
甲子園
神-ソ
18:00開始
甲子園
神-ソ
18:00開始
甲子園
神-ソ
18:00開始
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