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前半の満塁機を逃し苦しい展開に

前半で押し切れず、後半に粘り切れない。接戦の中で悔いの残る展開にしてしまった。

初回に北條、糸井の連打でチャンスを作ったが無得点。2点を追う3回に北條の2塁打と糸井、サンズの四球で無死満塁とし大山の押し出し四球で1点を返すが後続が続かない。5回の1死満塁も逃し、前半だけで満塁のチャンスを3度作りながら奪った得点は押し出しによる1点だけだった。先発の秋山は5回を2失点にまとめたが「巨人打線に対して少し慎重になってしまい、テンポも悪くなってしまいました。もう少し長いイニングを投げたかったのですが、早いイニングで降板となり悔しいです」と反省の言葉が口をつく。そんなもどかしいムードを吹き飛ばすべく、6回のマウンドに空気を変える男、藤浪が上がった。

藤浪は1死から連打を浴びたが丸、ウィーラーを連続三振。2-1というロースコアで迎えた中盤戦、試合の流れで非常に重要な次の1点を与えなかった。しかしイニングを跨いだ7回につかまりリードを広げられてしまう。反撃に転じたい打撃陣も巨人のリリーフ陣を捉えられずイニングが進んでいった。

4点ビハインドの9回には9月30日に支配下登録を勝ち取った横山が今季初登板。2017年以来3年ぶりの1軍マウンドに「懐かしさがありましたし、緊張感もありますが、やってやろうという気持ちです」と意気込んでいたが1発を浴びてしまう。

6点を追う最終回の攻撃は近本、北條の連打でチャンスメイク。4点を挙げた前日以上の攻撃を披露したいところだったが2塁打2本を放っていた糸井、代打の高山、1発のある大山が倒れ反撃には至らなかった。

明日の先発は高橋。中5日での登板となるが若き左腕エースの快投でこの空気を吹き飛ばしたい。